用語の解説

Dolby

Dolby Digital

Dolby Digitalは、ドルビーラボラトリーズにより開発されたマルチチャンネルデジタル信号フォーマットです。

再生チャンネルは、フロント3チャンネル(FL、FR、C)とサラウンド2チャンネル(SL、SR)、低音域専用のLFEチャンネルの合計5.1チャンネルで構成されています。

このため、チャンネル間のクロストークもなく、音の遠近感、移動感、定位感など立体感のある音場をリアルに再現することができます。AVルームでの映画ソフト再生においても、リアルで圧倒的な臨場感を生み出します。

Dolby Digital Plus

Dolby Digital Plusは、Dolby Digitalを改良した信号フォーマットで、最大7.1チャンネルのデジタルディスクリート音声対応とともに、データビットレートに余裕を持たせることにより音質の向上が図られています。従来のDolby Digitalに対して上位互換であるため、ソース信号や再生機器の状況に応じて、より柔軟性の高い運用が可能となっています。

Dolby Pro Logic  2-Roman Numeral

Dolby Pro Logic  2-Roman Numeral は、ドルビーラボラトリーズにより開発されたマトリクスデコード技術です。

CDのような通常の音楽は5チャンネルの信号にエンコードし、優れた立体音域効果を発揮します。

サラウンドチャンネルはステレオ化、フルバンド化(周波数特性20Hz~20kHz以上)し、あらゆるステレオ音源を臨場感豊かな立体音像でお楽しみいただけます。

Dolby TrueHD

Dolby TrueHDは、ドルビーラボラトリーズの高精細音声技術で、ロスレス符号化技術を用いることによりマスター音声の忠実な再現を可能としています。

このフォーマットはサンプリング周波数96kHz/24bitでは最大8チャンネル、サンプリング周波数192kHz/24bitでは最大6チャンネルの音声に対応しており、特に音質を重視したアプリケーションに採用されています。

DTS

DTS

Digital Theater Systemの略で、DTS社が開発したデジタル音声システムです。DTS対応アンプなどと接続して再生すると、映画館のような正確な音場定位と臨場感のある音響効果が得られます。

DTS 96/24

DTS 96/24は、DVD-Video上でサンプリング周波数96kHz/量子化ビット数24bitの高音質再生を可能としたデジタル音声フォーマットです。チャンネル数は5.1チャンネルとなります。

DTS Digital Surround

DTS™ Digital Surroundは、DTS社の標準デジタルサラウンドフォーマットで、サンプリング周波数が44.1kHzまたは48kHz、再生チャンネル数が最大5.1チャンネルのデジタルディスクリートサラウンド音声フォーマットです。

DTS-HD

ブルーレイディスクのオプション音声として採用された、従来のDTSをさらに高音質・高機能化したデジタル音声技術です。

多チャンネル、高データ転送速度、高サンプリング周波数やロスレス・オーディオ再生をサポートしています。ブルーレイディスクでは、最大7.1チャンネルまで対応しています。

DTS-HD High Resolution Audio

DTS-HD High Resolution Audioは、従来のDTS、DTS-ES、DTS 96/24フォーマットを改良した信号フォーマットで、サンプリング周波数の96kHz/48kHz対応に加えて最大7.1チャンネルのデジタルディスクリート音声に対応しています。余裕のあるデータビットレートによって高音質化を図っています。また、この信号フォーマットには従来の5.1 チャンネルDTSデジタルサラウンドのデータも含んでいるため、従来製品とも完全な互換性があります。

DTS-HD Master Audio

DTS-HD Master Audioは、DTS社のロスレス音声フォーマットです。サンプリング周波数96kHz/24bitでは最大8チャンネル、サンプリング周波数192kHz/24bitでは最大6チャンネルに対応しています。また、従来のDTSデジタルサラウンド5.1チャンネルのデータも含むため従来製品との完全な互換性を有しています。

DTS Neo:6™ Surround

DTS Neo:6™は、2チャンネルソースを6.1チャンネルのサラウンド再生するマトリクスデコード技術です。映画再生に適した“DTS Neo:6 Cinema”と、音楽再生に適した“DTS Neo:6 Music”があります。

音声

FLAC(Free Lossless Audio Codec)

可逆圧縮方式のフリーの音声ファイルフォーマットです。可逆圧縮のため、原音からの音質の劣化がありません。

FLACのライセンスについては、次のとおりです。

Copyright (C) 2000, 2001, 2002, 2003, 2004, 2005, 2006, 2007, 2008, 2009 Josh Coalson

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LFE

Low Frequency Effectの略で、低音部の効果音を強調するための出力チャンネルです。20Hz~120Hzの重低音を出力することで、サラウンド音声に迫力を加えることができます。

MP3 (MPEG Audio Layer-3)

音声データ圧縮方式の1つで、国際的な標準規格です。映像圧縮方式の「MPEG-1」に採用されています。音楽CD並の音質を保ったままデータ量を約1/11に圧縮できます。

MPEG-2 AAC

MPEG-2 AAC(Advanced Audio Coding)は、MPEG (Moving Picture Experts Group)により開発されたマルチチャンネル音声フォーマットです。

高音質・高圧縮率を確保できることが特長です。

MPEG-2 AACにより地上デジタル放送やBSデジタル放送などで配信される高音質音楽番組やマルチチャンネル音声の映画など、臨場感あふれるサラウンド再生が楽しめます。

MPEG(Moving Picture Experts Group)、MPEG-2、MPEG-4

デジタル圧縮形式として映像や音声を符号化するために使用される規格群の名前です。ビデオの規格には、“MPEG-1 Video”、“MPEG-2 Video”、“MPEG-4 Visual”、“MPEG-4 AVC”などがあります。音声の規格には、“MPEG-1 Audio”、“MPEG-2 Audio”、“MPEG-4 AAC”などがあります。

WMA(Windows Media Audio)

米国Microsoft Corporationによって開発された音声圧縮技術です。

WMAデータは、Windows Media® Playerを使用してエンコード(符号化)することができます。

WMAファイルは、米国Microsoft Corporationより認証を受けたアプリケーションを使用してエンコードしてください。もし、認証されていないアプリケーションを使用すると、正しく動作しないことがあります。

サンプリング周波数

サンプリングとは、音の波(アナログ信号)を一定時間の間隔で刻み、刻まれた波の高さを数値化(デジタル信号化)することです。

1秒間に刻む回数をサンプリング周波数といい、 この数値が大きいほど原音に近い音を再現できます。

スピーカーインピーダンス

交流抵抗値のことでΩ(オーム)という単位であらわします。

この値が小さいほど大きな電力が得られます。

ダイアログノーマライゼーション機能

Dolby Digital、Dolby Digital Plus、Dolby TrueHD、DTSまたはDTS-HDソースの再生中、自動的に動作します。
この機能は、プログラムソースごとに異なる標準信号レベルを自動的に補正します。

ダイナミックレンジ

機器が出すノイズに埋もれてしまわない最小音と、音割れしない最大音との音量差のことです。

ダウンミックス

サラウンド音声のチャンネル数を、より少ないチャンネル数に変換して再生する機能です。

その他

HDCP

機器間でデジタル信号を送受信する際に信号を暗号化し、コンテンツが不正にコピーされるのを防止する著作権保護技術の1つです。

ペアリング

ペアリング(登録)とは、Bluetooth機器と本機を接続するために必要な操作です。ペアリングすると互いの機器が認証し合うので、混線することなく接続できます。
はじめてBluetooth機器を接続する場合は、最初に本機と本機に接続するBluetooth機器をペアリングする必要があります。

保護回路

何らかの原因で過負荷や過電圧、高温状態などの異常が起きたときに、電源内部の部品が破損するのを防止する機能です。

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