Audyssey®

Audyssey MultEQ® XT、Audyssey Dynamic EQ®およびAudyssey Dynamic Volume®の設定をします。これらの設定は、Audyssey®セットアップをおこなったあとに設定できます。

Audyssey技術に関する詳細な情報については、用語の解説こちらをご覧ください。

“MultEQ® XT”、“Dynamic EQ”、“リファレンスレベルオフセット”および“Dynamic Volume”の設定は、入力ソースごとに記憶します。

サウンドモードが“Direct”の場合、“MultEQ® XT”、“Dynamic EQ”および“Dynamic Volume”の設定はできません。

サウンドモードが“DTS Virtual:X”またはサウンドモード名に“+Virtual:X”を含む場合、“MultEQ® XT”、“Dynamic EQ”および“Dynamic Volume”の設定はできません。

MultEQ® XT

MultEQ® XTは、Audyssey®セットアップの測定結果に基づき、リスニング環境における時間特性と周波数特性の両方を補正します。3種類の補正カーブから選択できます。“Reference”に設定することをおすすめします。

Reference
(お買い上げ時の設定):

映画コンテンツに最適になるように補正します。

L/R Bypass:

フロントスピーカー以外のスピーカーを最適に補正します。

Flat:

スピーカーとリスニングポイントとの距離が近い、小さめの部屋に最適となるように補正します。

オフ:

“MultEQ® XT”を使用しません。

ヘッドホン使用時、“MultEQ® XT”の設定は自動的に“オフ”になります。

Dynamic EQ

人間の聴覚や部屋の音響特性を考慮し、音量レベルを下げた際に発生する音質の低下を防ぎます。

MultEQ® XTと連動して動作します。

オン
(お買い上げ時の設定):

Dynamic EQを使用します。

オフ:

Dynamic EQを使用しません。

メニューの“Dynamic EQ”の設定が“オン”のときは、“トーンコントロール”の調節はできません。 こちら

リファレンスレベルオフセット

作成されたコンテンツに対して、オフセットレベルの設定が可能です。

Audyssey Dynamic EQ®は、一般的なフィルム(映画など)のミキシングレベルをリファレンスとしています。音量レベルが0dBから下げられた際にミキシング特性・サラウンド効果を常にコンテンツが作成された本来の特性に自動的に補正します。しかし、フィルムのリファレンスはミュージックやテレビ番組などフィルム以外のコンテンツの作成には使用されていない場合もあります。Dynamic EQは、フィルム作成時に使用される標準のリファレンスレベルを使用せずに作成されたコンテンツに対してオフセットレベルの設定(5dB/10dB/15dB)が可能です。コンテンツに対する推奨の設定レベルは、次のようになります。

0 dB (フィルムリファレンス)
(お買い上げ時の設定):

映画などのコンテンツに最適です。

5 dB:

クラッシック音楽のような非常に広いダイナミックレンジを持ったコンテンツに適しています。

10 dB:

ジャズなどの広めのダイナミックレンジを持ったミュージックコンテンツやテレビ番組に適しています。

15 dB:

ポップやロックなどの非常に高い音量レベルのコンテンツや、圧縮されたダイナミックレンジを持つコンテンツに適しています。

メニューの“Dynamic EQ”の設定が“オン”のときに設定できます。こちら

Dynamic Volume

テレビや映画などで再生するコンテンツ内における音量レベルの変化(静かな音のシーンと大きな音のシーンの差など)をお好みの音量設定値に自動的に調節します。

MultEQ® XTと連動して動作します。

Heavy:

音量レベルを最大に設定します。すべての音を一定の大きさにします。

Medium:

音量レベルを中間に設定します。平均的な音より大きな音と小さな音を調節します。

Light:

音量レベルを最小に設定します。非常に大きな音と非常に小さな音を調節します。

オフ
(お買い上げ時の設定):

Dynamic Volumeを使用しません。

“Audyssey®セットアップ”で“Dynamic Volume”を“はい”に設定した場合は、自動的に“Medium”になります。こちら

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